進行(生徒会)
日野教頭先生講話
内容は次のとおりです。
①3年生はいよいよ明後日から大学入学共通テストが始まり、その後本格的な大学入試が続きますが、最後まで全力を尽くし、それぞれの目標に向かって精一杯やり切ってください。
②今年の冬は厳しい寒さが続いています。この時期、新居浜の風物詩にもなっている、瑞応寺の修行僧の寒行托鉢を見たことがありますか。本校の玄関付近にある「仰」と刻まれた石は、瑞応寺の貫主であった楢崎一孝老師の揮ごうによるものです。さて、数年前瑞応寺と同じ宗派の曹洞宗の寺院の修行僧へのインタビュー記事を読んで大変感銘を受けました。記者の「日々の修行で一番厳しい修行は何ですか?」という質問に、修行僧は「毎朝の回廊の雑巾がけです。理由は、毎日掃除をしているので奇麗な状態です。汚れやほこりがあれば誰が見ても掃除をしたことが分かるのですが、1日くらい怠けても外から見れば奇麗なので掃除をしたかどうか分からないのです。油断すると怠けようかなと、易きに流れる心が出てくることです。自分にとって本当に厳しいものは、内面。未熟な心を自分自身で整えていく努力を、毎日毎日不断に続け、自分の心に自分で責任を持つことです。」と答えていました。本校の校訓の一つに「自律生活」という言葉があります。怠けようかなと易きに流れやすい心。勉強しているときに他のことがしたいなと、移ろいやすい心。面倒くさい、今日くらいはいいだろうという心を制し、自分で自分を律し、日々成長する一年にしてください。