第167回芥川龍之介賞候補作品決定!(2022年上半期)
2022年6月28日 04時35分6月28日(火)です!本日は芥川賞候補作品についてです!
第167回芥川龍之介賞(通称:芥川賞)の候補作5作品が6月16日に発表されました。
本校の卒業生である高瀬隼子さんの作品『おいしいごはんが食べられますように』(講談社)もノミネートされています。2019年に作家デビューした高瀬さんは、第165回同賞候補(2021上半期)に続き、2度目の候補入りをされています。
2022年6月17日付『愛媛新聞』より
掲載許可番号:d20220622-02
今回の候補作である『おいしいごはんが食べられますように』は、食べ物を軸に職場の人間関係をクローズアップした作品となっています。「日常の身の回りに存在し、実際に体験した場面を読者に想起させるような共感できる内容になっている」とHP管理者は感じました。読み終えた後、いろいろと考えさせられた素晴らしい文学作品です。生徒の皆さんも読んでみては・・・。
図書室に高瀬さんご本人から寄贈された本著があります。ぜひ、借りてみてください。
選考委員会は、2022年7月20日(水)東京・築地の料亭「新喜楽」で開催されます。
芥川賞とは
芥川賞は、雑誌(同人雑誌を含む)に発表された、新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれ、優れた純文学を書いた新人に与えられる文学賞である。一方、直木賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が選考の対象となっており、無名や新人、中堅作家による、大衆小説に与えられる文学賞である。
両賞の選考会は年2回(上半期は7月、下半期は翌年1月)行われ、両賞とも、対象期間中に刊行された作品の中から、数度の予備選考委員会を経て最終候補作が選ばれ、選考委員の討議によって受賞作が決定されるが、「受賞作なし」となることもある。文藝春秋社内の日本文学振興会によって選考が行われ、賞が授与される。
高瀬隼子さんの作品紹介
2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。
〈作品〉「犬のかたちをしているもの」2019年すばる11月号、単行本は20年集英社刊。「いい子のあくび」20年すばる5月号。「水たまりで息をする」21年すばる3月号=第165回芥川賞候補、単行本は同年集英社刊。「おいしいごはんが食べられますように」22年群像1月号、単行本は同年講談社刊。
2022年5月5日付『愛媛新聞』より
掲載許可番号:d20220623-04
高瀬さんの作品をぜひ、読んでみてください!