学校長あいさつ

 

愛媛県立新居浜西高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

本校は大正6年(1917年)に創立された新居浜実科女学校をその源流とし、109年の歴史と伝統を有しています。これまで多くの優れた人材を社会に送り出してまいりました。

本校の校訓は、「自律生活」「自主学習」「自己鍛錬」です。これは、徳・知・体の調和のとれた人間形成を目指すものであり、生徒一人一人が自ら考え、自ら学び、自らを高めていく姿勢を大切にしています。生徒たちは高い志を持って互いに切磋琢磨し、自らを高め合えるよき伝統を受け継いで、学習、学校行事、部活動、生徒会活動、ボランティア活動などに主体的に取り組み、豊かな人間性と確かな学力を育んでいます。

また、本校では変化の激しい時代を生き抜くために必要な資質・能力の育成を重視しています。日々の授業はもちろんのこと、探究的な学習や進路指導を通して、生徒が自ら課題を発見し、多くの人々と共に解決策を考える力を伸ばしています。さらに、国際的な視野を持つ生徒の育成に向けて国際理解教育を推進しており、今年度より韓国への修学旅行が始まります。また海外留学や国内英語留学にチャレンジする生徒が増えています。それぞれの夢や志の実現に向けて挑戦する生徒を、これからも教職員全員で支え続けてまいります。

今後とも、本校の教育活動への変わらぬご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                   令和8年4月  愛媛県立新居浜西高等学校長 山内 直枝

式辞等

令和8年度第1学期終業式

  この一学期の生徒のみなさんの活躍は目覚ましいものでした。高校総体、西高祭などいろいろなところで皆さんの輝く姿を目にすることができて、とても嬉しく誇らしく思いました。

 さて、先日の高校野球愛媛大会の初戦では、野球部のみなさん大変よく頑張りました。応援し甲斐のある試合でした。最後まで諦めないみなさんの姿勢が見られ、見事な逆転勝利に私も感激しました。また、猛暑の中、応援に駆け付けた西高生が、力強く応援を続けたことも逆転勝利につながったと思っています。さらに体調を崩す人もいなかったということで、試合を通じて先生方には多方面に気を配っていただき、感謝申し上げます。勝利の後に球場で西高のみんなで歌った校歌はすがすがしく、誇らしいものでした。 

 今日、PTA通信が配布されると思いますが、そこにも書かせていただきました、校歌の中の「不撓の力鍛えつつ」について、少し話をしたいと思います。県総体の壮行会でも、この「不撓の力」を取り上げ、厳しい局面でも道は必ずあると自分を信じ、仲間を信じて、諦めず挑み続けようとエールを送りました。そして「鍛えつつ」の「つつ」は、古文の接続助詞で反復継続の意味を持つというのは、生徒のみなさん知っていることと思いますが、その「不撓の力を鍛え続けてほしい」という意味になるわけです。この自らを鍛え挑み続けるという姿勢を西高生は持ってほしいと思います。 

 しかし、挑戦には失敗や挫折がつきものです。「一生懸命勉強をしているけど、成績が伸びない。」「不得意科目をなかなか克服できない。」「自分には本当は才能がないんだ。」と落ち込んだり、嫌になったりする経験を皆さん、してきているのではないでしょうか。しかし、その挫折や失敗が実は成長には必要な過程なのです。失敗することや未来への不安を抱え続けながらも、一歩一歩前進し続ける強さを持ってもらいたいと思います。そして失敗したときに、そこで立ち止まり、修正し、自分をバージョンアップさせていくのです。 

 みなさんもよく御存知の世界的IT企業であるGoogleには、「Fail Fast(早く失敗し、早く学べ)」という有名な合言葉があるそうです。社内のプロジェクトで誰かが失敗したとき、「失敗おめでとう!」と周囲がベル(Fail Bellというそうですが)ベルを鳴らして、盛大に失敗を祝う文化があるということにも驚きます。失敗を隠さず、オープンにし、挫折から次のイノベーションの種を掴み取るための、組織的な不撓のシステムが構築されているのです。

 AmazonGoogleの成長の裏には、数々の大きな失敗があります。しかし彼らは失敗を挫折ではなく、『次の成功への投資』と捉え、成長し続けています。私の考える「不撓の力」も、単に耐えるだけではなく、失敗からデータを回収し、速やかに次の挑戦に生かす力です。西高生は、この現代的な「失敗前提のイノベーション型不撓の力」を持ち、それを鍛え続けてほしいと思います。 

 最後にもう一つ、本校の『進学のしおり』と『小論文ノート』についてです。この二冊は、西高独自の極めて優れた冊子であると思っています。3年生だけでなく、全学年が今必要としている情報が詰め込まれています。さきほどの「不撓の力」とも関連しますが、先輩方の頑張った話や、失敗から学んだことも含めて、後輩へ伝えたい熱い思いに溢れています。ぜひ、この夏休みには手に取ってじっくり見てほしいと思います。この夏休みがみなさんにとって有意義な時間となることを願って式辞といたします。